今日、僕が一番乗りでクランクアップを迎えました。
今日の僕の最後となるシーンの撮影は京都駅の新幹線ホームでの撮影で、JRの厳しい制限のもと、構内に入れる人数が決まっているので明日は数人のスタッフだけでの撮影となります、と聞かされていた。
数人のスタッフと山田洋次監督がこそこそゲリラ撮影まがいな事をやってる、なんか凄い、と思いながら、列車の入構に合わせ芝居をし、何とか取り終え、僕はクランクアップを迎えた。僕は現地で解放されることになっていて、皆とも会えないまま、これで終わりかと少し淋しい気持ちでいた。
改札を出て、中央の入り口に止めてあるマイクロバスの方へ向かう、五時に撮影所を出発した時には居なかった学生スタッフの顔が見えた。次はヒロインの海老瀬はなちゃんのシーンを入れ違いで駅の別の場所で撮るはずだから、皆その準備か、そっちは制限がないのかな…挨拶しようと思ったけれど何だか忙しそうだ。もう一つ先の出口に向かう。
で…驚いた。そこに全員いた。多分ん全員いた。全員いた。さっき見た忙しそうな学生もいた。ダッシュ?全員僕を見ている。何だか涙が出てくる。笑えない。これを書きながら今でも思い出すと涙が出てくる。山田監督もこっちを向いている。僕に花束が手渡された。これは僕のクランクアップのお祝いなのか。前の日寝てないせいか、夢みたいな感じで、自分が祝ってもらっているとは実感できなくて、直前の新幹線のホームでの撮影も夢を見ているような感じだったし、その続きで夢を見ているような感じで、古代文字で書かれた僕の名前のプレートを持ったコデラック、豊福君、寺周、山崎君、安井くん、なる美、ガン、??なる美泣いてる、ウケる…名前出してない人ごめんね、忘れてるわけじゃないよ。最後まで一度も話す機会がなく正直顔と名前が一致していない彼…はいたか居ないか定かじゃないけど、ありがとう。ありがとう。
本当に楽しかった…。
本当に気持ちいいやつらだ。きっとこれから何処へ行こうとちゃんとやってゆくんだろうな。いつかまたどこかで逢いたい。本当に逢いたい。
この写真さっき送ってもらったもんだけど、載せちゃいました。断らなくてごめんね。
学生たちこれ読んでくれてるみたいだからここに書くけどさ、僕の携帯の番号とメール、東京に来る予定のある人とか、ま別にない人も、遠慮なく知ってる人から教えてもらってよ。でも公衆便所の壁とかに書かないでね。
東京に来たら連絡頂戴よ。遊ぼうぜぇ。
監督をはじめ、スタッフ、学生、関わってくださった立命館大学の方々、太秦商店街の皆さん、車を運転してくださったお父さん、みんな、本当にありがとうございました。
おまけ: 古寺から貰った音響の岸田さんのブロマイド。
今年、十何年振りかで「おとうと」の現場で再会を果たしました。
いいよね!載せて。怒られたら消します。
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